2026.10.29
2026年8月以降に関係省庁等から公表された、飲酒運転・飲酒問題に関する主な制度改正や施策等の動向をまとめてご紹介します。
【公表・決定】
2026年9月15日(改正日)
【概要】
国土交通省航空局は、航空機乗組員等のアルコール検査実施要領を改正した。航空機乗組員・客室乗務員の検知器による検査を、従来の飛行前後から原則として飛行前に変更し、乗務終了までの相互確認を新たに規定。酒気帯びが疑われる場合の追加確認や、相互確認が困難な場合の飛行後の第三者確認も定めた。飲酒防止対策が有効に機能していない事業者には、飛行後検査や抜き打ち検査等を含む改善措置を求める。なお、既存事業者には運航規程の変更に伴う経過措置が設けられている。
【発表日/発信元】
2026年9月15日(改正日)
【概要】
国土交通省航空局は、航空機乗組員等の健康管理基準を改正した。アルコール依存症や日常的な多量飲酒による依存傾向のある乗組員・客室乗務員を早期に特定するため、飲酒傾向の把握や相談環境の整備を求めている。また、該当者に対する専門医療機関への受診指導、カウンセリング、モニタリング等を通じた回復支援についても明確化した。
【出典】
国土交通省航空局「航空機乗組員等の健康管理に関する基準」
https://safetyp.cab.mlit.go.jp/wp-content/uploads/2026/09/20260915%E4%B8%80%E9%83%A8%E6%94%B9%E6%AD%A3_%E8%88%AA%E7%A9%BA%E6%A9%9F%E4%B9%97%E7%B5%84%E5%93%A1%E7%AD%89%E3%81%AE%E5%81%A5%E5%BA%B7%E7%AE%A1%E7%90%86%E3%81%AB%E9%96%A2%E3%81%99%E3%82%8B%E5%9F%BA%E6%BA%96.pdf
【公表/決定】
2026年8月28日
【概要】
関東運輸局は、東海汽船への立入検査で、酒気帯び状態での航海当直やアルコール検査記録の不実記載、安全管理規程の不遵守等を確認した。これを受け、安全統括管理者・運航管理者の解任命令、安全確保命令及び是正命令を発出。アルコール検知器を用いた検査体制の抜本的な見直し、正確な記録管理、適切な教育の実施等を求めた。
【出典】
国土交通省「東海汽船株式会社に対する安全確保等の命令を発出しました」
https://www.mlit.go.jp/report/press/kaiji06_hh_000402.html